9月頭に “うっかりお手付き” でアマゾンプライムの有料会員となってしまっておりました。
しかしこれが結果的に大正解。
まずKindle。これまでずっと様子見を決め込んでいましたが、折角会員価格で買えるのだからとKindle Paperwhiteを購入。これでようやく電子書籍の世界に触れることが出来ました。なるほどこれは便利です。毎月1冊無料で“レンタル”できるのも良し。
続いて、9月下旬から見放題ストリーミングサービスのプライムビデオが開始。
Fire TV Stickを3日間限定セールの時に購入(通常価格4980円→1980円!)。これはTVのHDMI端子に挿すだけで快適にTVで視聴が出来てなかなかの優れもの。とても小さな無線リモコンによる操作性の良さも特筆ものです。子供にドラえもんを見せたり、マイナーなTVドラマの視聴に使ってます。
そして11月中旬、100万曲以上が聴き放題のプライムミュージックというストリーミング音楽配信サービスがスタートしました。
ただ、オーディオルームで本気視聴すると、さすがに厳しかったです。圧縮音源らしい薄めの密度感で、立体的ではあるものの中低域中心の音作りとなっています。どうやら高域の情報がばっさり切り落とされているらしく、さすがにこれをメインソースとして日常使いするのは難しい。
そこで、これを職場のBGMとして使えないか考えました。これまで職場では2年程前に購入したテクニクス、いやpanasonic製のミニコンポ
SC-PMX9で静かに音楽を流しています。デジタルアンプ駆動で、ハイレゾにも対応していて世間の評判も悪くない代物です。
機械棚と天井との隙間にSPを設置(BGMなので)、付属のちゃちなSPケーブルは使わずにカナレを用意。必要十分な長さを切り出して、当時学んだばかりの基本技、ケーブルストリッパーを用いて先端を剥いて、接続(わざわざ書くの恥ずかしいレベルですが、当時はこんな作業がテキパキできることが嬉しかったのです)。CDを聴くほか、最近ではiPadからairplayでYoutubeの音源を流したりして楽しんでいました。
再生機器として用いるのは、すでに3-4年前からその動作の重さゆえに職場の隅に捨てられていたWindows Vistaの ノートPCです。出力はUSBのみ。今風にUSB DACを使う手もありますが、できるだけシンプルに使いたい。そう思って良く見てみると、USBの他にイヤホンジャックがありました。一方、SC-PMX9の外部入力はUSB端子、iPod端子の他はAUXの赤白RCA入力のみ。そこで、
オーディオテクニカ製の変換ピンケーブルを購入。今は値上がりしているようですが、購入時(もちろんアマゾンで)600円ちょいでした。
果たして繋いでみると、さすが安心のアナログ接続、すんなりと音が出ました。ところがその音質は、籠ってしまった酷いもの。これはいかん、とSC-PMX9の設定を弄りにかかると、プリセットEQで「clear」を選ぶことでCD視聴時と同じようなバランスの音になりました。さらにPC標準のオーディオ出力設定ソフトのDSP(?)から「ライブ」を選ぶとさらにクリアな見通しの良い音になりました。もちろん、仕事の邪魔をしない程度の小音量でのお話です。

さて、そうなると、Prime Musicの膨大なコンテンツが聴き放題、様々なジャンルのお勧めプレイリストも結構頻繁にアップされるため、毎日飽きることがありません。実に快適なBGM環境が完成しました。これだけのサービスで、年3900円。ひと月300円ちょいです。恐るべし、アマゾン。
ちなみに最近、話題の某週刊誌を読んでいますと、テクニクスの女性役員である
小川理子さんの紹介記事を発見。自身もジャズピアニストだそうで、テクニクス復活のキーマンです。オーディオと女性は縁遠いものと思っていましたが、面白いですね。