2016年 11月 19日
久しぶりのRYOサウンド その2
High側は希少なsuper-PCOCCの極太単線。正に鋼、というた硬度のごつい単線です。
RYO師匠は、なんと巻で持ってました。
効果の強さ故、使いどころの難しいケーブルだそうですが、ここ一番の選択ですね。
Low側は、赤と黒の撚り線。師匠お得意のローコストケーブルマジックかと思いきや、なんとローゼンクランツです。ローゼンクランツといえばカイザーサウンド、神の手、そして高級アクセサリーで有名ですが、社長の貝崎さんから「自由に使ってみて」と送られてきたそうです。この低域の量感を出すためには、このケーブルが一番良かったのだとか。
当然ながらジャンパーケーブルのあるなし、ジャンパーありでHigh側につなぐ、Low側につなぐ、など色々試した結果の選択だそうです。
送り出しはPC。PCを触るとグラグラ揺れます。下には小型のウェルフロートが敷いてありました。これまた製作者の永田さんが
そしてUNK-DACを介して駆動するプリメインアンプがシャープのワンビットデジタルアンプ、SM-SX100。DACとの接続は、TDKのPCOCC。これはオーテクと違って、柔らかい音になるのだそうです。
アンプも色々試した結果、このSM-SX100になったそうです。このアンプは、とにかく色づけしないことを主眼に開発されていて、その結果世間の評判がイマイチだったのだとか。後継モデルは低域が伸びるような色づけがなされたようですが、師匠はこのオリジナルモデルにこそ存在意義を見出しているようです。
続いてアナログ。
ターンテーブルは、YAMAHA YP-D10。これは当時の人気モデルで、高域が華やかな逸品だとか。ヤマハもこの後、筐体の重量を増して行って、徐々に低域よりのバランスになってしまったのでそうです。カートリッジは定番のオーテクのようでした。
おー、やはりアナログは中低域の躍動感が違う。もう楽しくてしょうがないRYOサウンドです。
また、そういう盤を選んでいるから、とのことでしたが、全くスクラッチノイズがしないことにも感心。
ターンテーブルからアキュのC-280Vを経由しSM-SX100へ。この接続には日立のLC-OFC線が用いられていましたが、これもアナログの躍動感がなかなか出なくてケーブルをとっかえひっかえした結果、こちらに落ち着いたのだそうです。
続く。
譲っていただきましたので無償ではないですよ。w
SM-SX100は、前から所有してましたが相性で評価が分かれてしまうアンプですので
我が家ではあまり出番もなく放置したままにしていましたが
今回相性が良かったので久しぶりに引っ張りだしてみました。
手持ちの材料との組み合わせ・相性だけでここまで持っていくとは、流石と感じました。