2013年 11月 10日
DLA-X75Rを借りてみて
応募当時は、オーディオルームの完成を見込んであえて10月後半の貸し出しを希望したのですが、結局部屋は完成せず従来の環境で視聴となりました。
7泊8日のゆったり企画ですが、実際視聴できたのは3日間。
oppo BDP-95に2系統のHDMI出力があることを利用して、sony VPL-VW85と同時投影し、折り曲げた新聞で交互に隠すことでショップさながらのシュートアウトを敢行しました。
やってきた機体は、企画の終わりかけの割にランプ時間60h台と意外や新品同様のコンディション。
相対する我がVW85のランプ時間は、約2年の使用で130h台。うーん、使ってない(汗)。
スクリーンはシアターハウスの16:9、100インチ。
試聴したソフトは、ダークナイト、アラビアのロレンス、スターウォーズEP1、さらに丁度レンタルしていた 崖っぷちの男 と フライト。
以下、感想です。
目玉である疑似4Kを実現するe-shiftの調整項目、MPCレベルは高解像度にすると、どうもざわざわして落ち着かない。ナチュラルにすると良い感じだが、解像度でVW85との明確な差が感じられない。やはり正味の解像度は2.5K程度の印象。
動きに対する滑らかさは、VW85がやや優位。
リモコンが軽くてチープ。でも、映像モードを直接選択するボタンがあるなどなかなか親切、使いやすい。
とにかく黒が良く沈む。これは誰でも一目瞭然で、シネスコサイズの映画の時の上下の黒帯で差が顕著となります。なるほど、ビクターの黒、映画はビクター、と言われる所以ですね。この黒の沈み込みが本機の一番の魅力でした。映画にはビクター、良いかも。
ところで、昔はプロジェクターのランプタイム消費が激しかったのになあ、と振り返って考えると、かつてはこの趣味でプロジェクター試聴に割く時間がほぼ100%だったのに、オーディオ始めてからというもの CD聴く、機器を付け替える、ケーブルを付け替える、アナログを聴く、スピーカー位置調整してみる、などやることの種類が著しく増えてプロジェクターの出番が激減。まあ、当然ですね。カジュアルシアターの時は調整なんか無きに等しかったですし。それにしても、自分自身のこの2年半の変化に、改めて驚きです。
さて、自分の中でプロジェクターを用いたホームシアターは超重要項目でしたので、オーディオルーム構築の中で色々頭を悩ますことになったのでした。またぼちぼちと建築日記に戻ります。
VW85ユーザーとしてはとても参考になりました!
4KPJは相当興味あるのですが、もう少し環境整うまではVW85でまだまだ行けますね(^^)
>約2年の使用で130h台
ワシより少ないカモ・・・
オーディオ中心になるとどうしても少なくなりますよね。
このスクリーンサイズでは、VW85で全然OKなのですが、シネスコ画角の時だけは正直上下帯が気になります。
アナモフィック&カーブドシネスコは、VW85を生かす最高の形ですね。レンズさえ手に入れば、是非トライしたいところです(笑)。