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次郎物語

Michel 邸訪問 その2



さあ、本日の主役、G-1。いよいよ音出しです。

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大変に伸びやかで、ステージの大きな美音が展開されます。
潜在能力の高さを感じさせる、とても魅力的な音です。

一方で、低域の制御にはかなり苦労する感じでした。ゆったりした音楽は魅力的に奏でる一方で、MB-1が得意とする激しいジャズのような曲を掛けると、D-01ではコントロール不能、しっかりイコライジングしているであろうベーリンガーに切り替えても、低域を持て余してしまう印象でした。これは相当なじゃじゃ馬だ…

聞くところによると、G-1を鳴らすためには「トリノフ」というサウンド・オプティマイザーを使用するのが常道なのだそうです。以前オーディオビジュアル雑誌で500万円するAVプリアンプというニュアンスで紹介記事を見たような記憶がありますが、今はピュアオーディオの世界で活用されているようです。そしてMichel さんはそのことを踏まえたうえで、別の道でこのG-1を乗りこなす計画があるようでした。

それにしても、このG-1。調べてみると発売当時の価格が800万円以上。最新モデルは900万円台となっていて、この5月に一気に1300万円台に強烈に値上げされています。まるで高級車の価格ですね。

Michel さんは、訳あり格安の本品を入手、長い時間ととんでもない手間をかけて、修復したとのこと。1本80㎏の筐体を2階のオーディオルームに搬入するだけでも大変なご苦労だったようです。このG-1復活への道の話だけで本が1冊出版できそうですね。


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足元は巨大な御影石ボードで、転倒防止にワイヤー固定されていますが、合わせて100㎏を優に超える重量。
MB-1に至っては、御影石→ベロダイン→御影石→MB-1で合計190㎏あるそう。30分以上かけて位置の入れ替えをされたようですが、こんなんを一人でカーペットの上を動かせるのか、と驚きました。

あと、このG-1はSPケーブルの接続がなんと底面! おいそれと付け替え、できません。
因みに現在のモデルは、ネットワークが筐体の外へ移動されており、ケーブルの接続は容易となっているようです。

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Michel さんは 「ケーブルで音は変わらない」という信念をお持ちで、このG-1に使用しているSPケーブルは40年以上前から熟成(使用)しているパイオニア製だそう。ハイエンドSPのG-1に見合わない、そっけないケーブルが床を這っていました。ここは、数多くのオーディオマニアから指摘を受けるであろうポイントだと思います。もっとええケーブル、使ってやってくれ~! でもMichel さんにその気はないようで、正に我が道を行く。天晴れです。








# by jiro307 | 2022-07-05 21:06 | オーディオ訪問記 | Comments(2)

Michel 邸訪問

早や1か月が過ぎてしまいましたが、Michel 邸を初訪問してきました。
(報告が遅くなり申し訳ありません)
コロナ前に一回訪問したというYさんが今回エスコート役です。

色々聞いてもらいたいから、最低5時間は覚悟してね、というMichelさん。

まずは、PMC MB-1

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量感を持って宙を飛び交うキレの良い音。なんというスピード感。圧倒されました。
オーディオのオフ会に初めて参加した時の、Kin-ya邸で聴いた音の記憶が蘇る。
振り返ると2006年3月のこと。あれからもう16年も経っているとは…


現在パワーアンプはクレルが修理中とのことで、駆動するのは小さな筐体。
AR1001というデジタルアンプだそうです。

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また、プリアンプは使わず、アッテネータを使用。
そして、DACを兼ねてイコライジング等の音作りをこのベーリンガーが担うというのが Michel さんのシステムの面白いところ。

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ベーリンガーの下敷きとなっているのが、上流機器のエソテリックのP-01VUKとD-01VUK。

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ベーリンガーとD-01でDAC対決すること複数回。
音源によりベーリンガーの方がよく聞こえるものも多々、なるほどと頷かされます。


今後、D-01を5台集めて、MB-1でマルチ再生やりたい、とのこと。凄い野望です…



MB-1を堪能した後、ぼてすけ屋というお好み焼き屋さんで昼食。
ぼてやんという、焼きそば on the お好み焼きというメニューを頂きました。

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美味です。小ではなくレギュラーサイズを行けば良かった。



さあ、午後からはお待ちかね。

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VIVID AUDIO GIYA G-1の時間です。





# by jiro307 | 2022-06-28 16:02 | オーディオ訪問記 | Comments(3)

Yさん来訪

昨日、オーディオルームに久しぶりにお客さんをお迎しました。ミュージック・マスター、音楽とミュージカルの我が師匠でもあるYさんです。2018年4月にRYO師匠とひでさん、8月にシール屋ようすけさんをお迎えして以来。コロナ禍もあり、実に4年ぶりの事です(ブログも2年ぶり)。

先に閑谷学校までドライブしながら車談義。岡山の広域農道は素晴らしい、等々。

その後、オーディオルームへ。まずは故障から基盤が帰って来たばかりのGENELECで。
オーディオはこれで十分じゃない?とか、音場が、とか色々コメント。

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続いてWilson。新しい機材も初披露。
音源により、色んなコメントを頂きましたが、総じて高く評価頂いたように思います。

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その後、プロジェクター稼働。

BS8K、もう何か月も見てない、とYさん。
いやいや、油断していると新しいコンテンツがオンエアされるんですよ!

今月は、「小泉今日子40周年スペシャル」

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原田知世に薬師丸ひろ子、みんな40周年ですね。

その他、色々8Kコンテンツを視聴。
うちは、8K放送の4Kダウンコンバート出力をプロジェクターで8Kアップコンバート。
“映像は元々の画素を覚えている” との格言通り、4Kのアップコンとは明らかに映像の品位が違い、これならほぼリアル8K!と理解して視聴しています。

すでに22.2ch放送が激減、PRもほとんどなく、対応機器も細々生産、等 死に体の8K放送。
多分、10年以内に放送停止になってしまうかな…
それまでこの貴重な、贅沢なコンテンツをお互い楽しみましょう。

その後、UHDでシンゴジラの壮絶シーンを視聴。HDRの良さが多少は伝わるでしょうか。
シンゴジラ、改めて観ても名優揃いですし、よくこんな作品作ったな~。最高の邦画です。

最後に湾曲有機ELでBS4Kから「映画音楽は素晴らしいⅣ」
BS4Kも、世間ではほぼ忘れられた存在かもですが、有機ELで観るBS4Kは素晴らしい。
ということを再確認してお開きとなりました。

オーディオルーム滞在は2時間半程度の短時間でしたが、とても良い時間となりました。
Yさん、自分をこの “娯楽の底” へ突き落したのは、紛れもないあなたですよ。

お客さんが来るということで、超久しぶりに部屋の片づけ、お掃除が出来たことも自分的には良かった。
誠に、ものぐさですね。









# by jiro307 | 2022-04-11 14:31 | オーディオoff会 | Comments(7)

配信の時代

元々Amazon Prime Videoと、祝興行再開の新日本プロレスワールドの2つが基本形。3月からは主としてステイホームの子供のためにHuluを追加。放送では現在wowowも契約中。


そこにあるアニメを見るために先月からU-NEXTが加わり、その流れでNHKオンデマンドも加わり、今後ディズニープラスも追加予定、とどんどん配信色が濃くなっていく今日この頃。


一方でミュージカルなど劇場を取り巻く環境は全く明るくない。長い閉鎖状態の後、うんと客数を減らして折角の再開も、客足は鈍いとか。そんなこんなで、劇場も配信に一気に舵を切ってきた感があります。


そんな中、先週末は東宝の有料配信「TOHO MUSICAL LAB」を視聴。

①30分程度のオリジナルミュージカル 
②今回が初演であること 
③内容・テーマは自由 
④感染対策に細心の注意を払うこと 

4つを条件に、
企画1か月弱、稽古2週間という突貫工事で製作された本作品。

無観客の生配信。第一部「CALL」はそれを逆手に取った作品。

そして第二部「Happily Ever After」。
脚本演出、根本宗子さんの存在がしっかり心に刻まれました。
小林香さんといい、劇場演出は女性の時代到来のようです。

3800円の料金は、自宅のPCモニターでの視聴であることを考えるとやや高く感じるが、実際の観劇チケットと比較するとうんと安い。
この4000円前後が配信の落としどころになるのかな?

今週末から本格的に再開される帝劇関連2演目はいずれも複数回のライブ配信あり。
今後、劇場関係は続々配信が増えていく流れになりそう。


生の観劇のほうが良いのは当然として、高価なチケット代、良席入手の高い難易度、現地への移動や宿泊、等考えると配信が有利な点もある。
今まで足を運べず断念していたいろんな作品を観ることが出来るかも。
 


# by jiro307 | 2020-07-14 07:20 | ライブ | Comments(0)

キャッツ Blu-ray

昨日到着。

劇場公開の評価は散々だったいわくつきの(?)作品。


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見終わって思ったのは、これは観る人の「ミュージカル CATS」への愛が試されている作品だなあ、と。

ミュージカルでは、人を猫にできるだけ近づけようとしっかりメイクと毛足長めの着ぐるみ。

この映画では逆に、猫を人に近づけようと擬人化したようなビジュアル。毛足は短く、表情がよく分かり演じている俳優を同定しやすい。

結果、このビジュアルが裏目に出て、拒絶に近い反応をする人が多かったのでは?


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自分を振り返ると、舞台観劇2回、旧映画版視聴2回とまだCATSの入り口をくぐったばかり。観始めは若干の違和感を感じたのも事実。が、徐々に引き込まれていった。CATS愛の深い人たちと比べると、自分はまだまだということですネ。


本編の再生が終わると、ホーム画面に戻らず次々と自動的に特典映像が再生される珍しい仕様。製作陣の、ぜひ特典映像を見てほしいという気持ちが表れている。実際、特典映像にはフーバー監督やアンドリュー・ロイド・ウェバーはじめスタッフやキャストのCATS愛が溢れている。自分は特典をみてテイラースイフトが出ていたことに気づきました(お粗末)。


あと驚いたのはUHDの発売がないこと。ハリウッドの最新作の円盤化なのに、なぜだろう?配信では4Kがあることも謎。みると、BDなのにアトモス音声ありという今では貴重な形態。


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豪華な日本語吹き替えがあることに後から気づいた。

UHD、出てほしい。


# by jiro307 | 2020-07-08 07:29 | 映像系 | Comments(4)

あっという間の12歳

by jiro307
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