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オーディオルーム建築日誌 その11 Yさん邸訪問

完成したばかりのYさんの石井式オーディオルームを訪れたのは、今年の1月のこと。
ここは、母屋とは完全に離れた、オーディオハウスなのです。

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室内寸は、奥行5.5m 横幅4.6m 高さ4m。
丁度、6:5:4の部屋と5:4:3の部屋の中間のエアボリュームです。ある意味いいとこ取り?
正面上方の横棒こそは、将来電動スクリーンを設置するための梁なのでした。
この梁の高さが底面から床まで2.8m。



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窓は2面にありますが、ロールカーテンで覆われ、ツインでエアコンがついてます。
高い天井で不利な空調を補うように、床暖房も設置。



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視聴席の背後には、壁内設置された機材ラック、そしてその上には、四角い穴が空いています。



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なんと、隣室からプロジェクターで投射するための穴だったのでした。
これで、大画面投射のための引きが取れます。

機材にも背面からアプローチでき、配線が超楽チンです。
この隣室も同様に天井が高く、奥行も1.5mほどあり、とてもビッグな収納スペースとなっています。



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豊富な収納力を持つソフト棚も設置されています。



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スピーカーは定番の B&W 802D。



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やはり、床はその堅さに定評がある花梨。 
ちなみに、石井氏が手掛けた石井式の部屋の8割が花梨の床だそうです。
突板で仕上げた壁面も美しく、素晴らしいオーディオルームになっていました。


まだ機材は置いたのみという状態で、音については未調整、粗削りでしたが、とても立体感のある音が出ています。
シアター環境を重視した工夫も、大変参考になったのでした。
by jiro307 | 2013-11-26 17:00 | オーディオルーム建築 | Comments(2)

オーディオルーム建築日誌 その10 映像系の悩み

石井式でお願いすることになり、悩みのタネになったのはシアター構築。


とにかく視野一杯にでっかく見たい、かぶりつきで見たい、4Kが世に出る前から私的鑑賞距離は2H(画面の高さの2倍)未満という嗜好なので、石井式の寸法比にこだわる程に、壁面いっぱいの広がる投射のための引けが取れないというジレンマに陥ります。事実、これが原因で黄金比率を捨てた石井式の人もいるようです。


実は東京で体験した石井式のI邸、150インチなのに数値でイメージするほどには大きく見えないのです。それは部屋が大きく、スクリーン横のスペースも比較的余裕があり、さらに視聴距離が遠いことが主要因。では近づけば良いじゃない、と言われると、それはそうなんだけど、そうすると音響的なベストポジションを外してしまうかも、という懸念が出てきます。


結果、

①壁に穴を空けて隣の前室から投射してはどうか? 

→ 防音が難しくなる。


②スクリーンを手前に降ろせばよい! 

→ 天井が高すぎてそのままでは不可。さらにサウンドスクリーンが必要になるかも。


その辺りで思案にくれていると、先行してオーディオルームを作っていたYさんから完成したとの報があったのでした。








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2013年5月18日時点。 カバーが掛けられ、周囲に足場が組まれます。

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同 5月23日。晴れて上棟式を迎えたのでした。

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この時、床から天井まで実に5.34mです。無論、出来上がりの室内寸とは違いますけど。
by jiro307 | 2013-11-24 00:42 | オーディオルーム建築 | Comments(3)

オーディオルーム建築日誌 その9 アウトライン

石井式で作ることを決めた他に、ポイントとしたのは以下の点。


①窓なしでつくる・・・これまで見てきたオーディオルームは、ほぼ全て窓が塞がれていた(笑)。窓が無いと居室としては作れないけど、倉庫として建築申請すればOKです。


②独立棟としてつくる・・・他の部屋と上下左右で隣接しない。これで家族からの騒音クレームを押さえることを期待できますし、設計上の制約がほとんどなくなります。実際には、独立した離れではなく廊下(物置代わりの前室)で繋がった形になります。


③叶うことなら大きくつくる・・・庭のスペースですから当然限りがあるわけですが、少しでも広くできないか、図面を縦にしたり横にしたり何度もひっくり返して考えました。5:4:3の部屋の方が音としては良かったのですが、大画面シアターもやりたいこと、広い方がいいじゃん、というRYO師匠のささやきもあって、6:5:4のエアボリュームを目指すことになります。







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2013年5月4日時点。
基礎が出来ました。




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同5月9日時点。
そして、再びコンクリート注入。




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同5月13日時点。
綺麗に表面が水平に均されました。この上に直接フローリング板を張ることになります。
by jiro307 | 2013-11-21 05:09 | オーディオルーム建築 | Comments(0)

DLA-X75Rを借りてみて

夏頃に、ビクターの太っ腹企画、DLA-X75Rの一週間レンタルに応募しました。
応募当時は、オーディオルームの完成を見込んであえて10月後半の貸し出しを希望したのですが、結局部屋は完成せず従来の環境で視聴となりました。
7泊8日のゆったり企画ですが、実際視聴できたのは3日間。

oppo BDP-95に2系統のHDMI出力があることを利用して、sony VPL-VW85と同時投影し、折り曲げた新聞で交互に隠すことでショップさながらのシュートアウトを敢行しました。

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三菱と合わせて、3台並ぶとなかなか壮観。


やってきた機体は、企画の終わりかけの割にランプ時間60h台と意外や新品同様のコンディション。
相対する我がVW85のランプ時間は、約2年の使用で130h台。うーん、使ってない(汗)。
スクリーンはシアターハウスの16:9、100インチ。
試聴したソフトは、ダークナイト、アラビアのロレンス、スターウォーズEP1、さらに丁度レンタルしていた 崖っぷちの男 と フライト。


以下、感想です。


目玉である疑似4Kを実現するe-shiftの調整項目、MPCレベルは高解像度にすると、どうもざわざわして落ち着かない。ナチュラルにすると良い感じだが、解像度でVW85との明確な差が感じられない。やはり正味の解像度は2.5K程度の印象。

動きに対する滑らかさは、VW85がやや優位。

リモコンが軽くてチープ。でも、映像モードを直接選択するボタンがあるなどなかなか親切、使いやすい。

とにかく黒が良く沈む。これは誰でも一目瞭然で、シネスコサイズの映画の時の上下の黒帯で差が顕著となります。なるほど、ビクターの黒、映画はビクター、と言われる所以ですね。この黒の沈み込みが本機の一番の魅力でした。映画にはビクター、良いかも。



ところで、昔はプロジェクターのランプタイム消費が激しかったのになあ、と振り返って考えると、かつてはこの趣味でプロジェクター試聴に割く時間がほぼ100%だったのに、オーディオ始めてからというもの CD聴く、機器を付け替える、ケーブルを付け替える、アナログを聴く、スピーカー位置調整してみる、などやることの種類が著しく増えてプロジェクターの出番が激減。まあ、当然ですね。カジュアルシアターの時は調整なんか無きに等しかったですし。それにしても、自分自身のこの2年半の変化に、改めて驚きです。


さて、自分の中でプロジェクターを用いたホームシアターは超重要項目でしたので、オーディオルーム構築の中で色々頭を悩ますことになったのでした。またぼちぼちと建築日記に戻ります。
by jiro307 | 2013-11-10 23:00 | 映像系 | Comments(2)

タカタ邸オーディオルーム訪問

この日のオメガの会の会場となったタカタ邸。
実はオーナーのタカタさんが9月末に若くしてお亡くなりになり、その追悼の会を兼ねての開催なのでした。

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モダンな鉄筋コンクリート造り、職場の二階に部屋があります。
天井高は4m程ありそう。横手方向も4m、縦は7mほどでしょうか。

部屋は2001年に建築が始まったそうですが、建築開始後にオーディオに目覚めてしまったというタカタさん。

本来単なる休憩室を兼ねたリラクゼーションルームの予定だったそうで、全面コンクリート打ちっぱなしのはずが、後から天然の板を張って、2003年の完成までにオーディオルームへ作り替えたそうです。

正面のステージ奥にはぎっしり吸音材が入っているとか。
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天井が緩くカーブしていて、音が中央に集まってしまうのがオーディオ的に良くない、と仲間内で指摘されたそうですが、そこはさすがに建築士が設計変更はさせてくれなかったとか。

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両サイド天井近くには、実に3,4万円分(!)のトイレットペーパーを充填して、フラッターエコー対策をとっています。

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自作4wayスピーカーは、もちろんネットワークも自作。

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真空管アンプも自作。

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複数あるターンテーブルですが・・・

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自作アームがたくさん!

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なぜか、ミキサーまであります。 これは “かざり” だそう。



オメガの会終了後、タカタ氏のシステムの追悼視聴会が開催されました。

出てきた音は、躍動感ある絶品のジャズでした。
私の視聴席は一番後方でしたが、音が良い響きとバランスを保ったまましっかり届いてきました。

主を失ったこの部屋は、弟さんへ引き継がれるそうです。
人生の折り返し地点をちょっと前に通り過ぎた自分も、色々思うところのあったタカタ邸訪問となりました。
by jiro307 | 2013-11-06 21:38 | オーディオ訪問記 | Comments(0)

潜入!オメガの会

広島のオーディオサークル、オメガの会
2000年設立ということなので、もう10年以上の歴史を持つことになります。
何事も、10年続くというのは凄いことです。
名前の由来は、アルファから初めて、究極、オメガを目指すという趣旨だそうです。
その存在自体は随分以前から目にしていたものの、自作スピーカーを披露する会、という性質からオーディオ初心者の自分との距離は相当遠いものとして感じていました。

この度、タイミング良くRYO師匠からのお誘いがあり、参加させていただくことになりました。
隔月開催で、今回で実に83回目を迎えるとのことで、その持続力たるや相当なものです。

この日の参加者は15名、スピーカーを持参された方は6名、合計7台とたくさんのエントリーです。
一台の持ち時間が15分、とアナウンスしてお披露目スタート。


音の送り出しは、パイオニアのRPD-500, 音が良いと評判のCDレコーダーです。
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丁寧な木工作をされたオリジナルのドラゴンスタンド?なるものがステージです。
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アンプは迫力のある真空管アンプ、カバーレス。かなり良い真空管を使用しているそうです。
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自作と思しきスピーカーの切り替え機を通しているようでした。
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最初に登場したスピーカーにびっくりしました。
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本会の会長、Sさんのものです。塩ビ管を使用した、「同軸音道バックロードホーン」とのことですが、市販品ではまずお目にかかることのない姿形、そして用いる素材。ある意味、自分が先入観として持っていた自作系スピーカーそのものの姿です。

ところが、そのやや頼りない容姿とは裏腹に、立派にオーディオの音になっています。
入念に計算された設計図も配布されてました。この時点で、自作系オーディオに対する自分の中の先入観が崩れ始めます。


Sさんはもう一品、提示。
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ユニットが背中合わせになるよう平面バッフルを張り合わせ、それに密閉箱を合わせることで低域の打消しをなくそうという作品。理詰めです。


続いてKさん。これが本日一番インパクトありました。
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わずか10cmのフルレンジユニット、 フォステクス P1000K にスキャンスピークのツィーターを合わせたダブルバスレフの小さな箱。
これが驚きの低音を響かせます。思わずKatyanさんが40、いや30Hzの帯域が出てる!と唸るほど。
この時点で、スピーカーの自作に対する偏見が完全に吹き飛びました。


続いて、I さんの作品、マコレ。
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とにかく外装の仕上げが素晴らしく、音も含めて完全に商品のレベルです。


続いて、Bさんの作品。
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これまた、驚くほど小さな筐体で、立派な音が出てます。



そして、我らがMaruseigoさんの作品。
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16cmフルレンジと、ビクターのスピーカーから取り出したというツイーターの組み合わせ。
はっきり言って、今日一番自分の好きな音でした。伸びやかで、バランスが良く、実に気持ち良く音楽を奏でます。ご自宅での劣勢(?)を、一気に挽回したMaruseigoさんなのでした。


すかさず手持ちのタブレットで特性をチェックするKatyanさん。
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最後にFさんの作品。
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ユニットが斜め上に向かって取り付けられた、カールソン・ストラスバーグ設計の再現という興味深い作品で、なかなか面白い音がしていました。

本会の模様は、会長のSさんにより詳しくレポートされてます。


自作のスピーカー、大型のものはエクスクルーシブ邸などで経験済み(?)でしたが、現実味のある小型のユニット、小型の箱でこんなに納得の音が出るということがある意味とても衝撃的でした。

オーディオの奥深さを思い知った、オメガの会参加となったのでした。
by jiro307 | 2013-11-04 19:18 | オーディオ訪問記 | Comments(2)

8歳になりました。


by jiro307
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