2008年 05月 19日
『沸騰都市 第2回 ロンドン 世界の首都を奪還せよ』
30セント メリー アクスという保険会社のビルです。このありえない斬新なデザインの高層建築が新しいロンドンの象徴ですね。初めてその姿を知ったときは大いに驚きました。
長らく続いたニューヨークの世界一の座。その座を脅かすべく、ロンドンはロシア、中国、インドといった新興国の人々に税制優遇をしてまで門戸を開放することで、都市としての活況を取り戻しているようです。かつて20年ほど前、ほぼどん底時代のロンドン(の近く)に住んでいた(ほんの一ヶ月)者としては、実に感慨深いものがあります。
それにしても、イギリスのサッカーリーグ、プレミア・リーグが株式を公開し、いまや半数のチームがロシアなど外国人(もちろん超大金持ち)がオーナーだというのはかなりの驚きです。しかも、これはマネーゲームの一環でもあり、ビジネスとしての色が濃いという。上位入賞してチャンピオンズリーグへ進むと収益が大幅に上がるのだそうです。一方で、長年のコアなファンは高騰するチケットが購入できず、パブで応援。外国人へのあまりの優遇政策に、さすがに市民の不満も高まっているとか。
昨日のドバイには2歩ほど譲りますが、十分面白かったです。次は一転、バングラデシュの
ダッカ。6月が待ち遠しい・・・