2016年 01月 31日
年末年始でやったこと4 Netfilxでリアル4K
残念ながら当オーディオルームには地上波/BSのアンテナ線1本しか引き込まれていないため、アンテナを新たに立ててスカパー!プレミアムサービスの視聴環境を整える必要があるスカパー!4K(ややこしいですね)はちょっと敷居が高くリアル4Kの導入は見合わせとなっていました。
そこで、本来スカパー!4K視聴用チューナーであるFMP-X7を用いて、ダウンロードしたYouTubeのネイティブ4Kコンテンツを再生する、というのがRYO師匠の描いた作戦です。
到着してみると、小柄ながらずしっと重い筐体で高い質感のFMP-X7。
FMP-X7の音声出力はHDMIのみであるため、音声コンバーターを使用、光デジタル出力でRDC-7.1へ持っていきます。
FMP-X7はスカパーチューナーとしての活用が主たる仕様なので、初期設定ではのっけから「アンテナが繋がっていません」と警告メッセージが出ますが無視して進めると無事セッティングが出来ました。そうしてUSBフラッシュメモリ経由で4K動画のデータを映し出すことに成功。うちの主力HDMIケーブルとなっている長尺格安のHDMIケーブルで無事4K/60pの伝送が出来ました。
一方でサブの高価な光ファイバーHDMIケーブルは4K信号が通らず、HDMIの気難しさも改めて実感しました。それはさておき、夏の高知組をお迎えしてのオフ会に何とか間に合ったのでした。
しかし集めたネイティブ4Kはまさに玉石混合。コントラスト不足のものや撮影レンズの質が問われそうなものなど4Kの圧倒的な魅力を感じづらいものが多かったのも実情です。さらには環境映像を中心としたいわゆるデモ映像ばかり、映像作品としての魂がこもっていない(と感じられる)作品ばかりで物足りない印象でした。一緒に視聴したRYO師匠からは、設定を追い込めば凄い絵になりそうだよと言われていましたが、結局オフ会以後はリアル4Kの出番はなく、FMP-X7も放置状態でした。
ところが、秋に日本に上陸した話題のネット経由の映像配信サービスNetflixが4Kコンテンツを配信する、しかもFMP-X7はアップデートでNetflixに対応すると聞き、秋口にいそいそと導入作業。Netflixのお試し1か月無料登録を済ませ、FMP-X7のソフトウェアをアップデート。Netflixの画面が出ました。
4Kコンテンツのグループを検索してみてみると、RYO師匠が面白いよと言っていたアメリカの人気ドラマ『ブラックリスト』を発見。再生してみて、驚愕。全く画素感のない、曖昧さのない超高解像。コントラストも高く、動きぶれや映像の破綻もありません。本当に、文句のつけようのない高画質です。何度スクリーンに鼻先を近づけて細部の映像を確認したことか。ここに来て初めてネイティブ4Kの威力を目の当たりにしたのでした。音声も若干の軽さはあるものの5.1chサラウンドで迫力十分です。
難点としては、字幕のフォントだけ4K解像度に追いついておらず、輪郭に大いにあいまいさが残っています。また、リアル4Kはアスペクトが固定となるため、2Kアップコンの時と異なり画角の切り替えが出来ません。よってうちの17:9アスペクトのスクリーンでは、自動的に両端が少々黒縦帯で死んだ状態がデフォルトになります。この状態で4K配信作品の一つ、シネスコ比率のトムクルーズ主演『ザ・エージェント』を映すと、両脇に加えて上下も黒帯となり、何とも悲しい額縁状態の再生になります。しかもこの作品は元々の画質がたいそう粗く、これでは4K視聴のメリットはなんにもありません。
ただ、16:9のドラマコンテンツであれば両端黒帯も許容範囲内。Netflixの4Kドラマには他にも『デアデビル』などの人気作があり、画面の操作性も素晴らしく、まさに映像サービスの黒船と感じました。そのままブラックリストを数話連続視聴しましたが、とてもTVドラマとは思えないクオリティ、あっと驚く仕掛けが満載、内容のインパクトがあり過ぎて脳がやられてしまいそう。それにしても月1600円程で高品質ネイティブ4Kの世界、これは文句なしにお勧めです。
私は普通のスカパーのハイビジョンの環境ですが先日からシーズン3の放送が始まり楽しみが増えました。
ブラックリストはいかがでしたか?
今後も凄い展開になりますので期待して見てください。w
今晩、見てみましょう。