2014年 01月 07日
オーディオルーム建築日誌 その13 レイアウト決定
オーディオとシアターをやる上で、スクリーンはなかなか悩みの種です。AとVの両立はなかなか難しいところがあって、欲張れば欲張るほどに、あっちを立てればこっちが立たず。どちらかが一定の妥協を余儀なくされるのが現実のようです。しかし、今回は折角の専用室、何とか高いレベルでの両立を目指したい。スクリーンとスピーカーの配置は、最初にある程度詰めておかないと後から大がかりな変更を行うことが難しくなるので、考えに考えました。
一般的には、サウンドスクリーンを用いることでかなりのレベルで両立が可能とされていますが、サウンドスクリーンは非サウンドと比較するとどうしても画質が一枚落ちること、さらには相当に高価になるという問題があります。また、石井式で天井が高くなった分、スクリーンを天井に設置して昇降させることは現実的ではありません(張り込みスクリーンをウインチで昇降させている強者も存在するようではありますが)。Yさん邸のように、2.6~2.8m程度の高さにスクリーン設置用の梁を作る必要があります。しかし、設置した梁の前にはスピーカーを出せなくなるのでセッティングの自由度が下がってしまいます。余裕を持って梁を前に出すと、今度はプロジェクターの投射距離が短くなって画像サイズが小さくなってしまいます。梁そのものが前後に自由にスライド出来れば理想的ですが、さすがにそれはちょっと無理、と大工さんに断られました(笑)。
さて、日東紡のラボを訪問した際に、一般宅のオーディオルーム施行写真で、オーディオ面とシアター面を180度反転で分離したものがいくつか飾ってあり、それを見た瞬間にこれこそ理想的! これええなあ~、と思っていたのでした。
2013年6月27日時点。下半分にグラスウールが張り込まれました。筋違も入っています。