2012年 01月 22日
音楽はステージである ~Kin-ya邸訪問~ ④
Kin-ya邸のプロジェクターは、今や希少である三管式、LVP-2001です。
10数年前に、この世界を知ったころの憧れの一品。いつかは三管!と当時は思っていました。
スクリーンは、これまた憧れのスチュワート、120inch(4:3)電動昇降式サウンドスクリーンです。16:9ソースなら110inch相当となります。聞けば、やはりお値段も“相当”です。
床いっぱいまで降りた視界一杯のスクリーンを見ていると、AとVの妥協なき両立には、サウンドスクリーンがやはりベストの選択枝なんだな、ということが実感されます。
プレイヤーは、pioneerの旗艦モデル、BDP-LX91です。その優れたアナログ出力は、三管プロジェクターや海外製などのHDMI端子を持たないAVアンプを生かすには、やはり現状最高の選択肢でしょう。
かかったソフトは、
WILD LIFE 宇多田ヒカル
ピアノのヌルリとした光沢は、三管ならではの世界で、固定画素では絶対表現できないのですよ、とKin-yaさん。
“MTV Unplugged ayaka” 活動休止前の最後のライブ。
人肌の美しさ、これも三管の得意とするところだそうで、たしかにこの無段階とも言える柔らかな諧調表現は素晴らしい。
以上は2ch PCMで。ここからアナログマルチ5.1chとなります。
うちに来た人には必ずこれを見てもらわなくっちゃ!と出てきたのが以下の一枚。
Suara LIVE TOUR 2007~惜春想歌
suaraのライブBDは、3枚あるそうですが、最初にリリースされたこの一枚がもっともお勧めだそうです。そして、このソフトは5.1chのほうが音がいいんですよ!とのこと。確かに、この臨場感は凄い。
そして、常にキリリっとした硬派なオーラをまとっているKin-yaさんの口から、“suaraちゃん”のフレーズが何度も飛び出し、Kin-yaさんの三管の画調同様の柔らかな一面を見た気がして、失礼ながら何か少しほっとしたのでした。
つづく。